FPの勉強をしていますが、自分の(いずれは業務として顧客の)資産設計を
考えるにあたって、6つの係数を丸暗記するだけでは意味がありません。
実際にExcelを使って計算する方法を考えます。
現在の資産状況から毎年いくら取り崩しながら運用できるかを計算します。
資産と想定利回り、計算したい年数を入力します。
次に計算用に使いたい値を用意します。
(1+利回り)を年数乗にします。
利回りはオートフィルでずれないように$マークを付けます。
計算用の値をオートフィルで下まで持っていきます。
資本回収係数を計算します。
その前に資本回収係数の計算式を振り返ります。
$$資本回収係数=\frac{(1+利回り)^{年数}}{\sum_{i=1}^{年数}(1+利回り)^{年数-1}}$$
分母は0から年数に-1をしたものまでの計算用の値を合計します。
分子は年数に対応した計算用の値を使用します。
資本回収係数をオートフィルで下まで持っていきます。
年間回収金を資産に資本回収係数をかけて計算します。
1,000万円を4%の利回りで運用しながら20年かけて取り崩そうと思うと年間735,818円を
取り崩せる計算結果になりました。
ちなみに、取り崩したい金額を仮に100万円とし、20年の資本回収係数で割ると
利回り4%で運用しながら毎年100万円を取り崩すのに必要な年金が計算できます。
この例で考えると約1,360万円が必要になるようですね。